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『マニュエル・ルグリの新しき世界』Aプロ
マニュエル・ルグリ。

バレエファンならほとんどの人が知っている、観たことがなくても名前だけは一度くらい聞いたことがある(と思われる)
バレエ界のスーパースターのひとり。
私もその存在は知っていたけど、昨年DVDでその踊りを観るまでは顔はそんなに好みじゃないなーなんて思ってた。


きっかけは、「眠れる森の美女」(相手役はオーレリー)
ルグリを一度観てみたいと(おなじくバレエ好きな)同僚話したところ、
ならばとおすすめされて貸していただいた。

作品自体はそれほど好きとは思わなかったけど(ただ豪華絢爛さはまさにクラシックバレエという感じ)
ルグリ・・もといルグリ様が(ここからいきなり様付け笑)思ってた以上に素晴らしくて、
正直「おぉ。。こ、これがエスプリか~~~!!」と目からウロコがぽろぽろ。
というのも、バレエを始めたものの舞台鑑賞経験はほぼゼロでとりあえず観るほうはロシアバレエから入ったので、
ロシアの男性ダンサーってなんとなく素朴というか・・華が少々足りない・・とさえ思ってしまった。
といっても、あとからよく考えるとパリ・オペラ座のダンサー皆エスプリ度むんむんってわけでもなく、
やっぱりルグリが特別なんですね。
エスプリって何だ?と言われるとあれですが、、都会的で粋で優雅で華麗で・・
そういう素敵なものがいっぱいつまった感じ、
男性ダンサーで、体から音楽が流れているように見えたのはルグリが初でした。

しかし時すでに遅しで、引退直後のバレエフェスティバル(@東京文化会館)は見逃してしまい、
その後NHKで放送された特集
エトワール 最後の60日 密着マニュエル・ルグリのバレエ人生(2009年8月21日)
は、sさんのお力添えにて永久保存版としてDVDにしていただきました。(ありがとう、宝物です♪)

この番組の中で、ルグリの新しい挑戦として
「ザ・ピクチャー・オブ・・・」という作品の練習風景が映っていて、
これはパトリック・ド・バナがルグリのために振付けたもので
オペラ座を引退するにあたって、もう一度再演しよう(以前どこかでやったらしい)という話になったとか。
で、この場面が実に面白く、
クラシックひとすじ!って感じのルグリが、バナの振り付け(コンテンポラリーといっていいのでしょうか)に
四苦八苦して、バナに足を“ペシッ”とぶたれたりして笑、おまけに「出来ないな~~難しいな~~」というような
ことを思わずつぶやくルグリ様が・・・ちょーーーラブリー♪♪
(わたくし、これでまっすまっすファンになりました^^でへへ)
バナはバナで、腕に刺青の入ったワイルドでかっちょいいダンサーなのですが、
顔が少々“奈良の大仏”入ってるのと(しかも濃ゆい)、なぜか半ケツ!?なぜに半ケツ??(しかもジャージだし笑)
と、面白すぎ。
でも作品の内容はいたって真面目で(当たり前か)
ルグリの歩んできた半生、(つまりオペラ座での栄光の)過去・そして今・未来。
といったものを表現しているのだそう。

番組では一部だけだったので(しかもまだ全然踊りが出来てないルグリ様^^;)
これは、完成版が観たいぞ!と思っていたら、マニュエル・ルグリの新しき世界にて公開が決定。
最初詳細がいまいち分らなかったんだけど、蓋を開けてみたら、
Aプロのプログラムがこの『ザ・ピクチャー・オブ・・・』
そしてなんとBプロで、シルヴィ・ギエムとウン十年ぶりに共演。という企画になっておった。
商売上手やの~笑。
これはどうしようかなーーと思ったけど、少し前に放送されたNHKの特集
(ウィークエンドシアター「シルヴィ・ギエム~限界への挑戦~」 )とか、
年末のボレロとか観て、とりあえずギエムを生でどうしても観たいという衝動が沸き起こってこなかったので、
迷わずAプロを選択。
なんてね、余裕があればそりゃもちろん両方観たかったけど。。ギエムの超人的な肉体とか。


以下ちょっと間が空いてしまったけど、鑑賞記。


**2010年2月4日(木)

~ルグリ×ド・バナ×東京バレエ団 スーパーコラボレーション
『マニュエル・ルグリの新しき世界』Aプロ
(振付:パトリック・ド・バナ)





○「クリアチュア」 (日本初演)
音楽:デム・トリオ(トルコの伝統音楽)、マジード・ハラジ、ダファー・ヨーゼフ

オレリー・デュポン、フリーデマン・フォーゲル

※奈良春夏、矢島まい、渡辺理恵、川島麻実子、河谷まりあ
長瀬直義、井上良太、柄本弾、杉山優一、森川茉央


何か舞台を観る時、私はなるだけあらすじや配役を予習しないでぶっつけ本番でいくことが多いため、
(これが正解の時とそうでない時があって難しい)
この日も可憐で初々しい女性がオーレリーとは、最初気付かなかった汗。
でもこれって気付かない程に色んなものを演じれる幅が、オーレリーにあるということかなと思う。
というのも、最初その「眠れる森の美女」で観た時は、美しいお姫様には違いないけどなんか面白みがない美人さん。
だったのが、
「ドン・キホーテ」のキトリで、そのイメージが吹っ飛んだ。
オーレリーって、私の中ではゴクミとかに代表される(あ、ゴクミも今やフランス人か笑?)
どちらかというと太いタイプの美人で、なんでキトリはまさに適役で、とても魅力的に思えたし違和感も全く感じなかった。
それだけでなく、ドン・キの振り付けってバリエーションに飛んでいるうえとても難しく(私にとっては)、
運動量も多いしで、観るほうは見応えたっぷりでとても楽しいのだけど、踊り手はかなりの技量を要するのではないかと。
ルグリがパートナーを選ぶ時の条件として“音楽性が似ていること”というのを揚げていたけど、
オーレリーってやっぱルグリが選ぶだけある。。と思う(てか観るたびすごいダンサーなのかもと思えてきた)。
今回のようなコンテンポラリーもこれまた違和感ないし、
美しさが先行しすぎて、ある日、あれ?この人こんなにうまかったっけ?って思われるタイプなのかもしれない。

踊りは男女が付きつ離れつしながら、くねくねくるくると螺旋を描くような振りが続きます。
これもエロスの一種なのか。。
『エトワール 最後の60日・・』で中でルグリと踊った「ル・パルク」を思い出すような作品でした。
フリーデマン・フォーゲルは、最中はよく顔が見えなかったのだけど、
挨拶の時に、まじまじと顔を見たら若くてめちゃめちゃイケメンだったので驚いた笑。
日本でも人気があるらしいですね。
(オペラグラス覗きながら、思わずおお~~と声が出ちゃった^^;)


○「ザ・ピクチャー・オブ・・・」
音楽:ヘンリー・パーセル

マニュエル・ルグリ

冒頭、不思議な感じの音楽で始まる。(鯨の鳴き声らしきものも聞こえる)
これが番組で観た「出来ないな~汗」の完成形なのかと思うと、その姿を追うごとに嬉しさが静かに溢れてきた。
出だし、眉間にぐっと力を込めて集中しているのが分る。やがて音楽と一体になり、
ルグリにしか出来ない独特の、何を踊ってもルグリと分るような・・あの優雅な身のこなしが随所に現れる。
ああこれこれ。これがルグリだ。。
そして。この人は、なんて楽しそうに心を込めて踊るのだろう。
素晴らしい踊りを観た時に自然に感情が揺さぶられる感じをなんて表現したらいいのか分らないのだけど、
幸せな気持ちになって気付くと笑っている。
もちろん、コンテンポラリーといえど当たり前につま先とかあらゆる動きがバレエを基本としているので、
本当に完璧に美しくて、この細部を見てるだけでもうっとり。。
しかし、ソロでこれだけ場を持たせて観客の意識を一身に集められるとは・・
引退してもルグリのダンサー人生はまだまだ終わっていないなとあらためて感じた。
ご本人は、20代と比べると格段に体が動かなくなったとおっしゃってましたが(人間である限り、そりゃあそうでしょー^^;)
でもその動かないっていうレベルがそもそも違うもんなあ。。

作品的にももう少し観たい!と思う長さでよかったし、
なによりこれを観るためにAプロにしてやっぱりよかった~。悔いなし。


○「ホワイト・シャドウ」 (世界初演)
音楽:アルマン・アマー
照明:高沢立生
装置:野村真紀
衣裳:井秀樹(st醇rdja)

マニュエル・ルグリ、パトリック・ド・バナ
吉岡美佳、上野水香、西村真由美

※松下裕次、氷室友、小笠原亮、宮本祐宜、岡崎隼也
 高木綾、奈良春夏、川島麻実子
 梅澤紘貴、青木淳一、井上良太、杉山優一、中村祐司
 吉川留衣、河合眞里、矢島まい、渡辺理恵、河谷まりあ


構成は吉岡美佳を中心に据えて、
ルグリ&西村真由美、バナ&上野水香という組み合わせだった。

吉岡美佳、上野水香さんというと、日本のバレリーナの中でも常に名前が挙がる方々なので、
いつか観てみたいと思っていた。
特に吉岡さんの役への集中力とか、しなやかな体が印象に残る。今回は、貞子のように髪をだら~んとさせて
舞台をさまようような特殊な役だったので最中は役の顔になっていて分らなかったけど、
挨拶の時の吉岡さんがとっても色気と雰囲気のあるお顔立ちだったのに目を奪われた。結構好きな顔♪(←オヤジか笑)
水香さんは、もう顔が誰より小さいし足も長いし、本当に持って生まれた体型からして恵まれますね。
絶対目を惹くもの。加えて人より才能があるんだから鬼に金棒だろうなーと。
このお二人は一度クラシックでも観てみたい。

ほんで、作品はというと、
やっぱしよく分かりませんでした^^;;
バナの振り付けだから、ひとつひとつに意味があるんだろうなと思ったけど、
あまりに予習なしの真っ白けな状態で行ったので、表面だけでも内容理解しておくんだった。
ただコンテンポラリーを観た時にありがちな、全く理解の糸口が見えない・・って感じでもなく、
ほのかな光というか、ふとした拍子に作品が自分の中にすっと入ってくるんじゃないか、というような、そんな予感はした。

ここでもルグリは新しい表現に全身全霊で向かっていて、
バナも、またバナらしいダイナミックかつニュアンスのある踊りで(さすが自分の作品。ってこともあるけど)
皆その人だけの魅力を放っていて、作品全体というよりかは個々がとてもよかった。


最後に、
初めて行ったゆうぽうとはあまりに地味で、なんだかなーでしたが、
(周りの雰囲気もね~。。オペラ座の偉大なエトワールだったルグリ様が、ここ五反田で!!踊るのか~と、
ちょっと複雑な気持ちになりました。五反田には申し訳ないけど)
でもルグリのあの笑顔が生で見れたから・・・

も~~~あなたったら・・はにかませたら世界一っ!!
(ルグリはちょっと照れた時などによく、下くちびるを軽く噛んではにかんだ笑顔を見せるのです♪私はこれが大好き!)
つらい時には、あの笑顔を思い出して生きてゆこうと思います笑。


Manuel_Legris.jpgついでに、
これまた好きなオペラ座のラスト公演での一枚。(Wikipediaより)

全身白づくめがこれほど似合う45歳を私は他に知らない。





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comment

素敵でしたね~

>全身白づくめがこれほど似合う45歳を私は他に知らない。
私もっ(爆)
吉岡さんはベジャールも認める逸材で、でも耳があまりに目立つのであれはなんとかならなかったのかと言われたとか言われないとか。
という話を聞いていたので、今回髪をおろして耳を隠した彼女を見て、よしよしと思っていた私です。

ルグリは「素晴らしい!」のひとことに尽きます。
私もちょっとしか見てないんですけどね。
秋からウィーン国立歌劇場バレエの芸術監督になるそうですが、期待する反面まだまだダンサーとして活躍して欲しいと願わずにいられません。

足と手が長いのは当たり前ですが・・・

最後の1枚を見て、胴体が短いっ!!
という感想ですいませんっ

しかし、商売上手ですな~ほんとに
そりゃ、ファンなら両方見たくなるわいっ
と思いますっ(笑)

私は、衣装を見に行きたかったな~と
偽ファンですいませんっ

>ogawamaさん
きゃ~でしょでしょ♪
ノーメイク&ジャージの時はさすがのルグリ様も多少お年を感じさせなくもないですが、、
舞台に立って衣装をまとったら、もう。。そこらへんの若造には出せない気品とオーラに溢れていて、まさにダンスノーブル!!ですよね。
芸術監督は秋からでしたかー。
じゃあまだ数ヶ月あるわけか、それまでは世界のどこかで踊ってるのかな。
今後どうなっていくのか楽しみだけど、ファンとしては出来るだけ踊ってる姿を追い続けたいですね。

>あれはなんとかならなかったのか
それは・・吉岡さんとしては「親に言ってくれ~」ってお気持ちだったでしょうね笑。しかしそんなこというベジャールも面白い笑。
確かにプロフィール写真を見ると、最初に耳に目がいってしまいますものね。。
そうだよ、耳出す必然性がなければ出さなきゃいいんだよね♪
でもほんと綺麗な人だったな~~(典型的な正統派美人ってわけじゃないけど、あの雰囲気がめちゃ素敵)

>yuricoさん
ほんとね~、あの短い胴体に胃とか腸とかどんだけコンパクトに納まってるってるんだ!って感じ笑。
お尻の位置も高いしねー。
衣装は最後の「ホワイト・シャドウ」を担当した井秀樹さんって方のがよかったです。
といっても、内容を理解しようと必死に脳を働かせてたので、衣装は残像に残ってるだけなのですが、、汗。
クラシックだと同じような衣装なので、yuricoさんみたくおされな人にとっては、こういう公演のほうが見所満載かもですね。
(私もあと数回観たら、落ち着いて色々観れるようになると思います多分笑。。)

全然関係ないけど

今日の、グーグルのロゴ、図柄といい色合いといい、素敵じゃなかった?
会社で、ページ開いたとき、まっさきにみいこさんのこと浮かんだ。
早く、コレクション披露しちくれい。

すっかりと

バレエファンになっていらっしゃいますね~。
私もバレエなら、オペラ座が一番好きで、エレガントだと思います。
音のとり方も好きですね。
昔のルグリしか覚えてないのですが、テクニック的にも素晴らしく、繊細な印象がありました。
夏のABTも見たいですが、生活する身となれば、チケットがお高くて。。

>hagiさん
言われてあ~~そういえば!!と思い出しました。残像でのこってます・・なんかグレーっぽい青だったような幻想的な感じだったような。
いったい何の日??
(全然違ったら、またつっこまれそうですが^^;)
うちの会社はとうとうグーグル禁止になってしまいほどんど会社では開かないので、帰ったときに忘れてたらアウトなんだよな~うむむ。
でもhagiさんの脳裏に浮かんだなんて光栄笑♪
最近記念ロゴが以前より多い気がするので、気に入ったのしか保存してないですが、まとまったらUPしてみようかなー。

>Blueさん
えへへ・・ほんと自分がこんなにはまるとは2年前まで思ってませんでした。
若い頃はバレエって型が決まってるうえ難しいしクラシックも退屈~とか思ってたのに笑。。
そう考えると年を取るのも悪くないですね!
(バレエの取得には遅すぎましたが^^;)
オペラ座は、足の使い方が綺麗とよく言いますね。(ロシアは腕とか上半身とか)
私はまだそこまでいまいち分らないのですが、やっぱりお国柄はありますね。
くやしいくらいにおフランスだもんなあ、オペラ座は笑。
で昔のルグリを観ていらしゃるのですね~♪
そうですか~繊細でしたか。もう絶対白鳥の王子とか踊ることはないと思うので、ほんと時計の針を戻せるならそれだけでも観たかったです。。

しかしチケット高いですよねぇ。
私も1回の公演代で1ヶ月稽古できると思うと・・なかなか汗。
ABTはDVDで海賊を観たことがありますが、アンヘル・コレーラがよかったな~。
ABTは夏がシーズンなのですか、行けたらいいなあああ

グーグル禁止って?????

検索するな!ってことなんだろうか。
2ちゃんがダメな会社は多いと思うが、グーグル禁止とは。
それとも、世の中の進んだ会社はそうなのかな~。
だったら、やっぱオイラの勤務先ってトホホってことになるのね。

いやいや・・そんなたいした話じゃないんですけどね^^;
元々禁止カテゴリーのサイト(アダルトはもちろん、ミクシィ系とか、転職とかも笑、アクセスするとブロックかかる)ってのがあったのですが、段階的に厳しくなっていって今グーグル禁止笑。
というか検索は自社関連のとこ以外はダメになっただけなので、、検索くらい自由にさせてくれ~って感じだす笑。(私もヤフーよりかはグーグル派♪)

遅くなりましたが

現在のブログにリンクさせて頂きました。よろしくお願い致します。

>Blueさん
そんなわざわざご丁寧に。。ありがとうございます。
これからもよろしくお願いしますね♪

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