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Dreamgirls@渋谷東急Bunkamura
先週、ミュージカル『ドリームガールズ』を観てまいりました。
残り1日、明日千秋楽になってしまいましたが^^;遅ればせながら鑑賞記UPです。。


来日が決定した時nさんが行きませんか~と声を掛けてくれたのだけど、
実は、当初は観ようかどうしようか迷っていました。
20年前、観たかった気持ちを果たせなかったこと、でまさか再演があるとは考えてもなく、
まさかまさかNYで上演した後日本に来るとは考えてなかったし。
今さらオリジナルじゃないものを観てもどうなんだろう・・とか
吉田都さんのバレエのチケットも買っちゃったばかりだし・・とか、
ぐるぐるぐる色んなことを考えているうちに、チケットを買いそびれてしまいました。。

でも、やっぱりこの作品の音楽がとても好きなので
いよいよ開幕!って時になると、このまま観ずに終わっていいのか?とウズウズが止らなくなって、
ネットでチケット探したりしていたら、Mさんから「(友人がスタッフで来日しているので)観に行きませんか~」と
絶妙のタイミングでお声が掛かりました。
これこそまさに、鶴の一声笑!しかも当日行ったら、これまたまさかまさかのご招待席で、二度びっくり!!
幸せすぎて怖いくらいです笑・・。
しかし迷った私はアホでした、もちろんオリジナルの歌を聴いてこの作品を観たい!と思ったのは事実だけど、
それにこだわる必要は全然なかった、ってくらいのクォリティでした。

今この時に観れたことに感謝。Mさんに感謝。



1005dg01.jpg

『ドリームガールズ』はすでに85年にクローズしてしまっていたけど、
同じくマイケル・ベネット作の『コーラスライン』を観ようと、1990年にNY初上陸を果たした私。
しかし・・それも行く2週間前に(クローズが決まってからもかなり延長されていた)終わってしまい泣。。
でもその時劇場街で偶然入ったショップで、手にしているオリジナルポスターを見つけたのです。
以来引越しの度に折れたりしないよう、大事に持っていた甲斐がありました。

こんな日が来るなんてね~。人生何があるか分りませんね。

1962年、アメリカの自動車産業の中心であったデトロイト。

冒頭は、歌での成功を夢見て「ドリーメッツ」として活動していた3人
(ディーナ・ジョーンズ、ローレル・ロビンソン、エフィー・ホワイト)のオーディション会場シーンから。
英語訳が、舞台左右の電光掲示板に流され、
舞台上は、LEDパネルを使ってセットがより視覚的・効果的に見えるような演出。
ふむ~。25年前はどうだったんだろう、きっとこじんまりとしたシンプルな舞台だったと想像するけど・・
今回のドリームガールズはほんと3D真っ盛りの今にぴったりな(飛び出してはこないけど笑)
光キラキラのゴージャスバージョン。
だけども時代設定は1964年~75年なので、あのダサカワでモード感たっぷりなドレスとウィッグは健在で
(矢島美容室の原型と思っていただければいいかも笑)
コスチュームを追うだけでも楽しめる。
しかもピンク(種類でいったらマゼンタあたりか)スカイブルー、パールホワイトなど、
黒人の黒い肌を美しくゴージャスに見せるな色ばかり。
しかもあの堂々たるスタイルですからね~~(エフィーは太めさんだけど)ひゅ~~。
てか一度くらいあんなド派手衣装を着てみたいもんだ笑。
と一瞬己の姿を忘れて思ったりするのが怖ろしい・・


で、オーディション後。
プロデューサーの(かつ中古車販売会社を経営)カーティスによって、
人気黒人歌手ジミーのバックコーラスに抜擢された3人だったが、そのカーティスが、
リードボーカルで歌唱力抜群のエフィーではなく、美しいディーナをメインに「ドリームガール」
として売り出そうとしたところから、物語は展開を見せ始める。
立て続けにヒット曲を放ち、トップスターの仲間入りを果たした彼女達だったが、、。

満足に歌えない状況にいつしか不満を募らせいき
遅刻、仕事に穴・・と周囲に迷惑をかけ荒れた態度の末に、クビを宣告されるエフィー。
いない間に、代わりのメンバーも決まっていた。
しかも仲間だけでなく、愛するカーティスさえも、自分を見捨て去っていく。
そんな絶望と慟哭の中で叫ぶように歌うナンバーが

「And I Am Telling You I'm Not Going」

心はもうここにあらずと冷たく立ちつくすカーティスの髪を撫で、まっすぐ目を見据えて
“捨てないで、あなたなしでは生きていけない。
絶対にイヤ、お願いだからここにいて!私は別れない!”と全身全霊をかけて歌うエフィー。
何もかも無くした女が男にすがりついて、絶対に別れないなどと言うのは一見怖いシーンですが笑、
計算のないむき出しの愛情、プライドも飾りも捨ててここまで裸になった人間を見た時、
その無様さに、否が応でも胸を打たれてしまう自分がいます。

映画版のジェニファー・ハドソンも迫力がありましたが、
若すぎるというか歌のテクニックのほうがどうしても目立ってしまうといった感で、
あまり胸に迫るものはなかったけど(声質もあると思うけどなんか強すぎて怖いし、、)
今回のモヤ・アンジェラは、本当に素晴らしかった。
声の厚み、幅、情感が、他の2人と比べても頭ひとつ抜きん出てました。
男にすがりつくという、女としてのキャリア(笑)も十分に感じさせてくれて
(これって若すぎてもあれだし、あまりにも妙齢だと、もののあはれになっちゃうし笑)
自然に涙がぽろり。いや、ぼろぼろか。。^^;
エフィー役だけはほんと、単に歌が上手いだけじゃ泣けないのよね。
声も含めた存在自体が人生を語るというのか・・

時は流れ。
自分を見つめ直し再生への道を歩むエフィー。
そんな中カーティスとの路線の食い違いが明らかになりつつあった、
作曲家でエフィーの兄でもあるC.C.ホワイトが、エフィーの復帰を実現するために作ったのが

「One Night Only」
(しかしカーティスはC.C.ホワイトがつくる楽曲の著作権は自会社にあるとして、
またエフィーを妨害する)

そう、この歌こそが
20歳そこそこの時に聴いて衝撃を受け、生まれて初めてミュージカルを観たい!と思った曲。
と同時にNYに行ってみたい!と思ったのだから、NYが好きになりのちに何度も行くことになった原点。
ってことにもなるんだろうな。

その頃はまだまだこんなカセットが主流で、

1005dg03.jpg

「One Night Only」が始まると、カセットデッキの戻ると再生ボタンを交互に押し続けて
(しかもCDと違って一気に冒頭に戻らないので、ここかなってとこまでじじーーっと押して笑。
そのうちほぼドンピシャになったりしてね笑)気の済むまで延々と聴いてました。
昔から思い切りリピート体質だった。。汗
このオリジナルでエフィー役をやったのが、ジェニファー・ホリディで、
(トニー賞で、最優秀主演女優賞に輝いています)
この人の歌唱力と表現力を超える人は、ちょっとなかなかいないんじゃないかと思ってたけど、
モヤ・アンジェラも独自のエフィーを作り上げていて、まずはそこに好感が持てました。
ドリームガールが歌うディスコバージョンもあるのだけど、私はしみじみと歌い上げるソロのほうが断然好き。
「And I Am Telling・・」もいいんですけど、
やっぱりすたもんだして傷ついて泣いて、それでも夢を諦めずに自分の足で立ち上がってきた、
色んなものを背負っての、曲だから。こちらの感情もいっぱいいっぱいになってるので、
それこそもう、ストレートにきます。(イントロから嗚咽を漏らしそうでした^^;)

と、どうしてもエフィー中心の感想となってしまいましたが、
ディーナ・ジョーンズ役のサイーシャも、歌が上手なのはもちろん、
特にラスト、エフィーとの和解のシーンで歌う「Listen」は、声も表現力もおや?ってくらい
それまでよりぐーんと良くなっていって、一瞬さわっと鳥肌が立ちました。
これは、ディーナがカーティスの操り人形であることを辞めて、
私は私の思う道を行く、という自立への前向きな気持ちを歌った曲だし、
意識的に表現を変えたとしたらすごいな、いや実際そうなのかもね。
(前~中半は“美人で歌が上手”という枠の中で歌っていた感じか・・)

思っていたより数倍いい舞台でした。
キャストによるところは相当大きいと思うけど、やはり『ドリームガールズ』は
マイケル・ベネットという偉大なる才能が残した歴史に残るミュージカルですね。
私は知識不足で、歌周辺のことしか書けませんでしたが、
あの頃の時代背景~黒人が今よりももっと不遇だった時代に、
つまりアメリカの歴史と寄り添うように誕生したことを考えると、
この作品の味わい深さというものがさらに増すのではないかと思います。

次はNYで観れたらいいなーー♪


1005dg02.jpg

Lion presents
ブロードウェイ・ミュージカル『ドリームガールズ』
5月19日(水)~6月5日(土)
**キャスト、ストーリーはこちら



ちなみにオリジナルのエフィー役、ジェニファー・ホリデーが歌う
「And I Am Telling You I'm Not Going」
「One Night Only」
は以下にて。

'82 Tonys--Dreamgirls "And I'm Telling You"
観よ。この歌唱力・・

One Night Only (Dreamgirls/Broadway/Original Cast Version) JENNIFER HOLIDAY
上の写真のカセット(オリジナルブロードウェイキャストアルバム)に収録されているのと同じもの。

Jennifer Holliday-One Night Only-DREAMGIRLS part6
音が悪いけど、いちおうライブ。


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comment

千秋楽見に行きます

みいこさんの感激振りを見て、明日が楽しみです。

1985年の夏休み、NYに一ヶ月いたのに、観そびれたDreamgirls(閉幕直前だった)をようやく観ることができた私なのですが(ちなみに選んだのはA Chorus LineとCatsとTap Dance Kid>笑)、そうか~、みいこさんの思い入れやいかに!

行かない後悔より行った後悔、ってんでいろいろ失敗もしていますが、この舞台は本当にアタリでしたー。

やー、でもテープでリピート。わかりますわかります~~。擦り切れるのが怖くて音が悪くなるの承知でダビングしたり。実はもうカセットプレイヤーが自宅にないので捨てなきゃ~と思いつつ、NYでしこたま買ったジャズのテープが捨てられない私・・・。なんだかラベルみてるだけで懐かしくなっちゃうんですよねえ。

はっ、長々と書いてすいません~~。


>oshiさん
千秋楽を取っていたとはさすがですっ♪
私の時も既に舞台全体が熱くどんどん盛り上がっていくような感じがしたので(カーテンコールは自然にスタンディングオベーション!)、千秋楽はさぞ熱気ムンムンだったのではないでしょうか。
UPが楽しみです~。

>リピート仲間のayaさんっ~
85年に行ってたんですかーひゃ~
私が行った90年でもタイムズスクエアのあたりはものすごい怖かったですよ、、汚かったし怪しい人もいっぱいて(8番街は夜になると春を売る女の人がぽつぽつと。。)
地下鉄も怖ろしくて一回も乗れず笑。
一ヶ月もいたなんてすごいです。
Catsは当時良さがあまり分ってなかったんだけど(メモリーだけが聴きたくて笑)とりあえず観ました!
でも今思うと当時の危険な香りのするNYは、混沌としたものすごいパワーがありましたよね。。(遠い目)

>擦り切れるのが怖くて
確かに~、安っすいやつだとよくびろ~んて伸びてましたよね。これもここまでよくもったもんです笑。
ジャズのテープもお宝じゃないですか!
捨てちゃうのはもったいないですよー。
カセットプレイヤーもまだ売ってるし!
ちなみに私は片手に収まるタイプのプレイヤー(外に持っていくとかなり恥ずかしいので家でのみですけど)でしつこく聴いてます^^;

いやァ、みいこさんが、この作品にそこまでの思い入れがあったとは露知らず(大体20年前って、わたしなんざNYの"N"の字も知らずでしたYO!)、お声をおかけしたのは、わたしのシックスセンスのなせるわざでしょうね、ハイ(笑)

わたしは基本、日本でミュージカルを観ることってのがまずないし、今回もキャストがB'wayではほぼ無名と言って良い、いわゆるツアー・キャスト級な役者ばっかりだったので、ちょっとどうかな、と内心は心配していたんです。多分、友人が関わっていなかったらスルーしたんじゃないかな。

その友人もね、実は、わがおっさんを通して(というか彼の紹介ですから・笑)の縁なので、みいこさんも間接的に、おやっさんに義理が出来たわい、と。しめしめ、とかね(笑)
いや、どうでも良いことですけどね(笑)

>MARIさん

うほほ・・ でもそこまでの思い入れがあるなら、いの一番でチケット買いなはれ!っていちおう自分につっこみ入れときます^^;
私も全て有名だからいいとは思ってないですが、やはり無名のキャストとなるとすぐに飛びつけないですよね。
でも最後はやっぱあれですよ、勘、勘!(笑)
MARIさんのシックスセンスにもいつも感心してますが、私も今回はちょっと逃しちゃいけない匂いを感じました笑。
ほんと色んな意味で思い出に残る舞台となりました。
あたらめて、ありがとね!
>おやっさんに義理
わ~い、なんて素敵な義理なんでしょ~♪
なにか貢献できたらよいのだけど。。考えておきます笑!

サインがーーーーーー

みいこさんは、これから手にするだろう
キャストの方々のサイン♪
見てびっくりしますよーーーーーー!!

ということで、詳細は見てからのお楽しみで♪笑

このアップはすごすぎますので、TBとともに
文中にて、リンクをさせていただきますっ!!

感動が、また再びもどってまいりましたよ!!
ありがとうございましたっ

>yuricoさん
きゃ~♪どきどきしますねーー。>サイン
早く見たい気もするけど、好きなものは最後に食べる派なので待つ時間もなかなか楽しみなんですよ笑^^
文中にもでっかいリンク(笑)をしていただき、どうもありがとう!
MさんとPさんの番外編(浅草話)も聞きたいですよね~♪


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